ドリュクロス
ドリュクロス(古希: Δόρυκλος, Doryklos)は、ギリシア神話の人物である。トロイアーの王プリアモスの50人の子の1人[1][2][3]。ホメーロスの叙事詩『イーリアス』およびアポロドーロスによると庶子[1][2]。大アイアースによってパンドコス、リュサンドロス、ピューラソス、ピュラルテースとともに討たれた[1]。
その他の人物
- ディオニューソスの遠征軍と戦ったインドの戦士[4]。
- ティーリュンス人。最初のオリュムピア競技祭で拳闘で優勝した[5]。
- アルゴナウタイがレームノス島に上陸したときの住民[6]。
- トマロス山の住人で、ベロエーの夫[7]。
脚注
参考文献
- アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
- ウェルギリウス『アエネーイス』岡道男・高橋宏幸訳、京都大学学術出版会(2001年)
- ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』松田治・青山照男訳、講談社学術文庫(2005年)
- ピンダロス『祝勝歌集/断片選』内田次信訳、京都大学学術出版会(2001年)
- ホメロス『イリアス(上)』松平千秋訳、岩波文庫(1992年)