Fish Inn
『Fish Inn』 | |||||
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遠藤ミチロウ関連のアルバム 年表 | |||||
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『Fish Inn』(フィッシュ・イン)は、日本のロックバンドであるザ・スターリンの4枚目のオリジナル・アルバム。
1984年11月20日にB.Q.レコードよりリリースされた。前作『虫』(1983年)よりおよそ1年7か月ぶりにリリースされた作品であり、作詞は遠藤みちろう、作曲および編曲はザ・スターリンとなっており、ザ・スターリンと加藤正文の共同プロデュースとなっている。
遠藤としては初のソロアルバム『ベトナム伝説』(1984年)を挟んでリリースされた通算4枚目であり、遠藤が設立したインディペンデント・レーベルのB.Q.レコードよりリリースされた。メンバーはギターにALLERGYの小野昌之、ベースに肥後宏を迎え音楽性を新たにした一枚。一曲あたりの時間も前作までのように一分、二分で速射砲のように畳み掛けるような構成ではなく、五分以上ある楽曲が多くを占めている。
本作はオリコンアルバムチャートでは最高位第23位となった。本作リリース後の1985年1月15日にザ・スターリンは解散を表明したため、ザ・スターリンとしては最後のオリジナル・アルバムとなった。1986年にはビル・ラズウェルおよびロバート・ムッソプロデューズによるリミックス・アルバムがリリースされた(後述)。
背景
前作『虫』(1983年)リリースと前後する形で、3月5日、6日に千葉ダンシングマザースにて行われたライブを最後に、ギターのタム、ドラムスの中田ケイゴが脱退。代わりに名古屋で活動していたパンクバンド「OXYDOLL」に所属していたギターの良次雄およびドラムスの中村達也が加入[1]。アルバムを受けてのツアーを行っていたが、同年6月11日に明治学院大学で行われたライブを最後に良次雄および中村が脱退、遠藤は後に「ザ・スターリンはこの時点で事実上解散した」と述べている。音楽誌『ヤングセンス』においても〈現在、スターリンは解散状態になっているらしい。ミチロウ以外のメンバーが全員、チェンジするようだ。ということで、ここしばらくスターリンの活動はお休み〉という記事が掲載された[2]。活動休止の理由について遠藤は「動脈硬化」と表現し、スターリンはバンド名ではなく遠藤の活動そのものの事であると発言、自身が納得できる状況でなくなったためであると述べた[3]。
以降では8月1日には遠藤によるソノシート付きマガジン『ING'O!』の創刊や、『宝島』の10月号において、遠藤と糸井重里の対談が掲載されるなどソロでの活動がメインとなる。9月7日には京都大学西部講堂にて非常階段との合体ユニット「スター階段」としての公演を実施、ドラムスは乾純、ギターは尾形テルヤが担当した[1]。12月にはベースの杉山シンタロウが脱退、代わりにギターのJUN-BLEED、ベースの尾形、ドラムスの乾純が加入[1]。翌1984年3月17日の清水BOWIEのライブを最後にJUN-BLEEDが脱退し、代わりにギターとして元INUに所属していた北田昌宏が加入[1]。4月10日には遠藤のソロ作品『ベトナム伝説』がリリースされ、5月にはザ・スターリンの曲「Chicken Farm Chicken」が収録されたオムニバス・アルバム『Welcome to 1984』がアメリカ合衆国にてリリースされた[1]。6月3日の横浜国立大学でのライブを最後に北田と尾形が脱退、ギターとして小野昌之、ベースとしてヒゴ・ヒロシが加入[1]。7月1日には新たに設立した自主制作レーベル「B.Q.レコード」より遠藤のソロシングル「仰げば尊し」がリリースされた[1]。9月14日には前年5月以来1年4か月ぶりとなる2度目の後楽園ホールでのライブを行った[1]。
録音、音楽性
レコーディングは1984年にマグネット・スタジオにて行われた。前作に参加していたメンバーは全員脱退しており、小野マサユキ(ギター)、イヌイ・ジュン(ドラムス)、ヒゴ・ヒロシ(ベース)という新たなメンバーによる演奏でレコーディングが行われた。同時期に遠藤はパンク・ロックからの離脱を想定しており、『虫』ツアーのあとにザ・スターリンを解散させるつもりで制作したのが本作であるという[4]。そのため本作のテーマは「スターリンをいかに殺すか」であり、音楽性はサイケデリック・ミュージックに傾倒、自身の資質を全てさらけ出す事で「今までのスターリンが殺される部分というのはすごいある」と遠藤は述べている[5]。本作ではザ・スターリンでは表現しなかった遠藤の資質を全て引き出す事を目的としていたが、一部の曲では「横道に反れた」と遠藤は発言している[5]。
また前作で掲げた「タンク・ロック(短句ロック)」に関しては音楽の様式として新しいものと遠藤は捉えていたが、実際には遠藤にとってそこまでの斬新さはなく、「グロテスク・ポップ」とこの時期に言い換えている[5]。さらに本作収録曲の内、「バイ・バイ "ニーチェ" 」のみがタンク・ロックであると遠藤は発言している[5]。他にも遠藤は「パンク」の終焉に関して発言しており、「メディアとして、パンクというのはこうですねと言い切れるようになったとき、その使命が終わった」、「パンクがウケて、凄くなってきて、それで世の中で変わるんだっていう雰囲気は全然感じられない」と述べ、本作収録曲「アクマデ憐レム歌」の歌詞にある「訳の分かったためしがないだろう」という部分が実感であると述べている[6]。
後に遠藤はソロ作品『ベトナム伝説』制作時からジョイ・ディヴィジョンやバウハウスを好んで聴くようになったと語り、それらのバンドの音が本作に反映される事となった[7]。また、元々ドアーズやパティ・スミスを愛聴していた事もあり、前作までのパンクロックサウンドは自身の好みではなく、突然変異的に制作されたものであったとも語っている[7]。本作の音楽性に関していぬん堂は2003年のリマスター版『Fish Inn (リミックス盤)』のライナーノーツにて、「『虫』で見せた重厚なサウンドをさらに発展させた重くのしかかるような楽曲群」と表現している[8]。
リリース
本作は1984年11月20日にB.Q.レコードより、LPにてリリースされた[9]。その際にB.Q.レコードによる通信販売および一部店舗の販売においてのみ特典として、「バキューム」および「解剖室」の新録音バージョンが収録されたソノシートが付属された[9]。前述の2曲はアルバム『trash』(1981年)に収録されていた曲であるが、同ソノシートには本作参加メンバーにより新たに録音された音源が収録され、また「バキューム」は歌詞が『trash』収録のものと異なっている。この音源は、後にコンピレーション・アルバム『STALINISM』(1987年)に収録された。本作は当時の広告によれば45回転の12インチシングルとしてリリースされることが告知されていたが、最後に制作された10分を超える長尺の楽曲「Fish Inn」を追加しアルバムとしてリリースされることになった[9]。
1986年12月21日にはビル・ラズウェルプロデュースによってリミックス版が『Fish Inn (リミックス盤)』としてリリースされた(後述)[9]。2005年4月25日にはインディペンデント・レーベルのSS RECORDINGSより、24ビットデジタルリマスタリングの紙ジャケット仕様にて初CD化されて再リリースされた[10]。2005年の再リリース盤はLPからの盤起こしによって制作されていたことが起因し「バイ・バイ "ニーチェ"」の1番部分で針飛びが発生しており、一部音がカットされた状態でリリースされていた[9]。これに対応する形でSS RECORDINGSは希望者に針飛びのないセカンドプレスのCDを送付することで事態を収拾することになった[9]。
2024年6月5日にはリリース40周年を記念した復刻版『Fish Inn - 40th Anniversary Edition -』としてLPおよびCDで再リリースされた[11][12][13]。2024年の再リリース盤は盤起こしではなく40年振りに再生されたと思われるマスターテープからの完全復刻となっており、定価を当時のリリース価格である2000円に近い金額設定にし、また特典であったソノシート音源の2曲を単独でCD化するなど当初のリリース形態に近い形でのリリースとなった[9]。
ツアー
本作リリース前の1984年9月14日の後楽園ホール公演において本作収録曲の中から「Fish Inn」を除く5曲はすでに演奏されており、「T-Legs」および「アクマデ憐レム歌」は仮の歌詞で歌唱されていた[9]。2024年リリースの『Fish Inn - 40th Anniversary Edition -』のライナーノーツにおいていぬん堂は、同公演の演奏時と本作に収録されたバージョンでは全く異なる仕上がりになっていたと述べている[9]。
また本作を受けてのツアーはリリース日と同日、11月20日京都大学西部講堂から開始され、12月29日から31日までの新宿ロフトでの3日間連続公演まで20都市全22公演が行われた[1]。ツアー最終日には遠藤はライブMCにて「スターリンはこれで終わりだ!」と発言し、翌1985年1月15日を以ってザ・スターリンは解散した[1]。解散の理由としては、本作の音楽性に納得しないファンからパンク性を常に求められた事、バンドメンバーも既にパンクから脱却したがっていた事、そして遠藤は同じような音楽性のアルバムを2度出したくないとの思いが強く、ザ・スターリンというバンド名を掲げての活動維持は困難であるとの判断によって解散となった[7]。2月21日には調布市の大映スタジオにてラストライブが行われ、ライブの模様は後にライブアルバム『FOR NEVER』、ライブビデオ『絶賛解散中!!』としてリリースされた。
リミックス盤
『Fish Inn』 | ||||
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ザ・スターリン の リミックス・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
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ジャンル |
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時間 | ||||
レーベル | ジャパンレコーズ | |||
プロデュース | ||||
ザ・スターリン アルバム 年表 | ||||
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『Fish Inn (リミックス盤)』(フィッシュ・イン - りみっくすばん)は、日本のロックバンドであるザ・スターリンによる4枚目のアルバム『Fish Inn』のリミックス盤。
1986年12月21日にジャパンレコーズよりリリースされた。ザ・スターリンは1985年2月21日の大映スタジオでのラスト・ライブを以って解散していたが、解散から1年10ヶ月後に本作はリリースされた。同バンドの通算4枚目のアルバム『Fish Inn』(1984年)を、アメリカの音楽プロデューサーであるビル・ラズウェルおよびロバート・ムッソがリミックスした作品であり、リリース当初はラズウェルが初めて日本のロック・バンドの作品をプロデュースしたことで話題となった[8][15]。リミックスに際してはソニー・シャーロックのギターが加えられ、アレンジャーとして難波弘之も参加している。また、一部、遠藤のボーカルも録音し直され、歌詞も変更されている。
背景、録音
ザ・スターリン解散後、ソロ・アルバム『THE END』(1985年)をリリースした遠藤ミチロウは、その後にグロテスク・ニュー・ポップ (G.N.P.) というコンセプトを掲げ、Michiro, Get the help!の名義で『オデッセイ・1985・SEX』(1985年)をリリース[8]。1986年5月21日にはゲイノー・ブラザーズを率いてのソロ・アルバム『破産』(1986年)、7月21日にはソロとしては初のビデオ作品となる『Hysteric to Eden』をリリースした[8]。そんな折、遠藤は『Fish Inn』オリジナル盤のミックスが気に入らず、嘗てパブリック・イメージ・リミテッドの楽曲のリミックスを手掛け、全く印象の違う曲に変えてしまったビル・ラズウェルに依頼したいと冗談半分で語ったところ、意外にも了承を得られることとなった[15]。これは、ラズウェルのバンドであるラスト・イグジットの作品を、日本では徳間ジャパンが発売していたことから実現した。ラズウェルは偶然にも来日した際に、本作のオリジナル盤をジャケットが気に入ったために入手していた[15]。そのため、「このアルバムなら知っている」とスムーズにリミックス作業に取り掛かることとなった。
本作のレコーディングおよびリミックス作業は1986年10月中旬に銀座にある音響ハウスにて行われた[8][15]。オリジナル版の参加メンバーは遠藤の他に小野マサユキ(ギター)、イヌイ・ジュン(ドラムス)、ヒゴ・ヒロシ(ベース)であったが、本作ではラズウェルがベースを担当、さらにジミ・ヘンドリックスの師匠筋にあたるソニー・シャーロックがギターを担当している[16]。また、一部の曲は歌詞が変更され歌入れも行われた[8][15]。ラズウェルが行った作業はリミックスというよりもリコンストラクションに近いものであり、ラズウェルは製作総指揮以外にも自らベースを演奏、「Fish Inn」は難波弘之がアレンジを担当、レコーディング・エンジニアはラズウェルの片腕であるロバート・ムッソが担当している[15]。
リリース
アルバムリリース時公式コメント
リミックス盤は1986年12月21日にジャパンレコーズより、LP、CDの2形態でリリースされた。1990年7月25日、1999年5月26日にCDのみ再リリースされている。2003年10月22日には初めてデジタル・リマスタリングされ、紙ジャケット仕様、ボーナストラックが1曲収録された形で再リリースされた。ボーナストラックの「ワルシャワの幻想」は1984年12月29日の新宿ロフトでのライブ音源から収録されている。2015年6月17日にはSHM-CD仕様で再リリース[17]、2016年7月13日にはアナログ盤として再リリースされた[18][19]。
批評
専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
ザ・スターリン伝説 (掟ポルシェ) | 否定的[20] (オリジナル盤) |
CDジャーナル | 肯定的[21] (リミックス盤) |
e-onkyo music (小野島大) | 肯定的[15] (リミックス盤) |
オリジナル盤に対する評価として音楽本『ザ・スターリン伝説』にてミュージシャンの掟ポルシェは、音楽性については「過激であったスターリンが頭を使って小難しい事をやろうとしてるみたい」と表現し、当時の自身と周囲の状況を振り返った上で「子供から見たらツマラナく見えちゃうじゃないですか。で、みんな家にあったスターリンのTシャツを押入れにしまい始めちゃって。実際、『ビデオスターリン』の時期とかって、スターリン聴いているってこと自体恥ずかしくなって」と述べている[20]。また、遠藤の存在自体を「パンクは死んだって言ったジョン・ライドンのようにあいつもパンクを捨てたんだみたいな感じで、裏切り者だって子供心にそう思いましたね」と本作と当時の遠藤の活動に関して否定的に評価した[20]。
リミックス盤のサウンド面に対する批評家達からの評価は概ね肯定的なものとなっており、音楽情報サイト『CDジャーナル』ではリミックスによる音の変化に関して「原曲の世界にビル・ラズウェルとソニー・シャーロックが参加したという程度」と指摘しているが、「マテリアルのリ・プロデュースによって〈現在音楽〉として蘇った」、「音の密度は充実している」と完成度の高さを肯定的に評価[21]、音楽配信サイト『e-onkyo music』において音楽ライターの小野島大は、オリジナル盤の問題点を「平板でメリハリがなく、音像もぼやけて分離も悪いという音質面の弱点」であると主張し、リミックス盤ではその点が補われた上で「オリジナルの良さを損なわない程度に適度な化粧を施すことで、オリジナルの良さをブラッシュアップした内容となっている」と述べ、さらにリミックス盤が「『FISH INN』プロジェクトの決定版、としても差し支えないだろう」と肯定的に評価した[15]。
収録曲
オリジナル盤
- CDジャケット内側に記載されたクレジットを参照[注釈 1][22]。
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 「廃魚」 | 遠藤みちろう | 遠藤みちろう[23] | ザ・スターリン | |
2. | 「M-16(マイナー・シックスティーン)」 | 遠藤みちろう | 遠藤みちろう[23] | ザ・スターリン | |
3. | 「T-Legs」 | 遠藤みちろう | 乾純[23] | ザ・スターリン | |
4. | 「バイ・バイ "ニーチェ" 」 | 遠藤みちろう | 遠藤みちろう[23] | ザ・スターリン | |
合計時間: |
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
5. | 「アクマデ憐レム歌」 | 遠藤みちろう | 遠藤みちろう[24] | ザ・スターリン | |
6. | 「Fish Inn」 | 遠藤みちろう | 遠藤みちろう[24] | ザ・スターリン | |
合計時間: |
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 「バキューム」 | 遠藤みちろう | 遠藤みちろう[23] | ザ・スターリン | |
2. | 「解剖室」 | 遠藤みちろう | 遠藤みちろう[23] | ザ・スターリン | |
合計時間: |
リミックス盤
- CD付属の歌詞カードに記載されたクレジットを参照[注釈 2][25]。
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 「廃魚」(HAIGYO) | 遠藤みちろう | 遠藤みちろう | The STALIN | |
2. | 「M-16(マイナー・シックスティーン)」(M-16) | 遠藤みちろう | 遠藤みちろう | The STALIN | |
3. | 「T-Legs」(T-LEGS) | 遠藤みちろう | 乾純 | The STALIN | |
4. | 「バイ・バイ "ニーチェ"」(BYE BYE "NIETZSCHE") | 遠藤みちろう | 遠藤みちろう | The STALIN | |
合計時間: |
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
5. | 「アクマデ憐レム歌」(AKUMADE AWAREMU UTA) | 遠藤みちろう | 遠藤みちろう | The STALIN | |
6. | 「Fish Inn」(FISH INN) | 遠藤みちろう | 遠藤みちろう | The STALIN、難波弘之 | |
合計時間: |
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
6. | タイトルなし | 遠藤みちろう | 遠藤みちろう[23] | ザ・スターリン | |
7. | 「ワルシャワの幻想(未発表ライブ)」(1984.12.29@新宿ロフト) | ||||
合計時間: |
スタッフ・クレジット
オリジナル盤
- CDジャケット内側に記載されたクレジットを参照[22]。
THE STALIN
スタッフ
- ザ・スターリン – プロデュース
- 加藤正文 – プロデュース
- 西秀男 – エンジニア
- 斉藤陽一 – ジャケット写真
- 安江水伊那 – 内ジャケット写真
- ミチロウ – ジャケット・デザイン
- ディスクポート西武 – 協力
- 柴晃浩(TEMASマスタリングスタジオ) – リマスタリング・エンジニア(2024年リリース盤)[9]
リミックス盤
- CD付属の歌詞カードに記載されたクレジットを参照[25]。
THE STALIN
- 遠藤ミチロウ – ボーカル
- 小野マサユキ – ギター
- イヌイ・ジュン – ドラムス
- ヒゴ・ヒロシ – ベース
参加ミュージシャン
- ビル・ラズウェル – 6弦ベース
- ソニー・シャーロック – ギター
- 難波弘之 – キーボード
スタッフ
- 西秀男 – レコーディング・エンジニア
- 原正一 – レコーディング・エンジニア
- ロバート・ムッソ – ミックス・エンジニア
- 福田幸浩 – テープ・オペレーター
- 小林光晴 – マスタリング・エンジニア
- 加藤正文(B.Q.レコード) – マネージメント
- ロジャー・トリリング – マテリアル (バンド)/ラスト・イグジット アドミニストレーション
- 稲岡邦弥 – プロダクション・アレンジメント
- さかもとかつよし – プロダクション・アレンジメント
- 遠藤ミチロウ – ジャケット・デザイン
- 増田剛 – ジャケット・デザイン、写真撮影
- 安江水伊那 – 写真撮影
リリース日一覧
No. | リリース日 | 種類 | レーベル | 規格 | カタログ番号 | 最高順位 | 備考 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1984年11月20日 | オリジナル盤 | B.Q.レコード | LP | BQL-1 BQS-1S(ソノシート) | 23位 | 予約特典として「バキューム」「解剖室」の2曲収録ソノシート付属 | [26][9] |
2 | 1986年12月21日 | リミックス盤 | 徳間ジャパン/ジャパンレコーズ | 28JAL-3079 | - | |||
3 | CD | 32JC-211 | - | |||||
4 | 1990年7月25日 | 徳間ジャパン/WAX RECORDS | TKCA-30105 | - | [27][28] | |||
5 | 1999年5月26日 | TKCA-71613 | - | デジパック仕様 | [21][29] | |||
6 | 2003年10月22日 | 徳間ジャパン/ジャパンレコーズ | TKCA-72602 | - | デジタルリマスタリング盤、紙ジャケット仕様、ボーナストラック1曲追加収録 | [30][31] | ||
7 | 2005年4月25日 | オリジナル盤 | SS RECORDINGS | SS-503 | - | 24ビット・デジタル・リマスタリング盤、紙ジャケット仕様 | [32][9] | |
8 | 2015年6月17日 | リミックス盤 | 徳間ジャパン/WAX RECORDS | SHM-CD | TKCA-10116 | - | 紙ジャケット仕様 | [33][34] |
9 | 徳間ジャパン | AAC-LC | - | - | デジタル・ダウンロード | [35] | ||
10 | ハイレゾFLAC | - | - | デジタル・ダウンロード | [36] | |||
11 | 2016年7月13日 | 徳間ジャパン/WAX RECORDS | LP | TKJA-10073 | - | 180グラム重量盤 | [37] | |
12 | 2024年6月5日 | オリジナル盤 | いぬん堂 | CD | WC-107 | - | [38][39] | |
13 | 2024年6月19日 | LP | PLP-8100 | - | 初回完全限定生産盤 | [40] |
脚注
注釈
- ^ 本作のジャケットに記載されたクレジットにおいて作詞は遠藤みちろう、作曲および編曲はザ・スターリンと記載されているが、ライブ・アルバム『FOR NEVER』(1985年)および『I was THE STALIN〜絶賛解散中〜完全版』(2012年)において記載された作曲者名は個別に表記する。
- ^ 本作の歌詞カードに記載されたクレジットにおいて作詞は遠藤みちろう、作曲はThe STALINと記載されているが、ライブ・アルバム『FOR NEVER』および『I was THE STALIN〜絶賛解散中〜完全版』において記載された作曲者名は個別に表記する。
出典
- ^ a b c d e f g h i j FOR NEVER 2001, p. 4- いぬん堂「ザ・スターリン年表」より
- ^ 遠藤ミチロウ 2004, p. 153- 「第三期【1983年7月 - 1985年1月】掲載誌のキャッチ ★23・日本列島のあちらこちらに、スターリンの嵐が起こった!!」より
- ^ 遠藤ミチロウ 2004, p. 164- 「第三期【1983年7月 - 1985年1月】掲載誌のキャッチ ★25・遠藤みちろう[スターリン]新計画発表」より
- ^ 遠藤ミチロウ 2004, p. 174- 「第三期【1983年7月 - 1985年1月】掲載誌のキャッチ ★27・ロングインタビュー 遠藤みちろう」より
- ^ a b c d 遠藤ミチロウ 2004, p. 173- 「第三期【1983年7月 - 1985年1月】掲載誌のキャッチ ★27・ロングインタビュー 遠藤みちろう」より
- ^ 遠藤ミチロウ 2004, p. 175- 「第三期【1983年7月 - 1985年1月】掲載誌のキャッチ ★27・ロングインタビュー 遠藤みちろう」より
- ^ a b c 吉田豪 (2012年3月16日). “ザ・スターリン (6/9)”. 音楽ナタリー. ザ・スターリン伝説30年後の真実に吉田豪が迫る. ナターシャ. p. 6. 2019年6月30日閲覧。
- ^ a b c d e f Fish Inn ライナーノーツ 2003- いぬん堂「凍ったサンマが溶け出して」より
- ^ a b c d e f g h i j k l Fish Inn - 40th Anniversary Edition - 2024.
- ^ “ザ・スターリン『Fish Inn』がオリジナル・ヴァージョンでCD化!”. CDジャーナル. 音楽出版社 (2005年3月30日). 2019年6月29日閲覧。
- ^ “ザ・スターリン|最後のオリジナルアルバム『フィッシュ・イン』が初アナログ化し、6月5日発売”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード (2024年1月23日). 2024年6月9日閲覧。
- ^ “ザ・スターリン「Fish Inn」40周年記念の完全復刻CD&LP発売、高円寺でライブも”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2024年3月23日). 2024年6月9日閲覧。
- ^ “ザ・スターリン、『Fish Inn』“40執念記念盤”リリース決定 〈発売40執念記念GIG〉も開催”. CDジャーナル. 音楽出版社 (2024年3月25日). 2024年6月9日閲覧。
- ^ “スターリン/フィッシュ・イン(徳間ジャパンコミュニケーションズ): 1990”. 国立国会図書館サーチ. 国立国会図書館. 2023年6月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 小野島大 (2015年3月15日). “FISH INN - ハイレゾ音源配信サイト”. e-onkyo music. ザンドリエジャパン. 2023年6月4日閲覧。
- ^ 遠藤ミチロウ 2007, p. 322- 「MICHIRO's History」より
- ^ “INU、フリクションなどパンク/オルタナ専門レーベル“WAX”の音源が3ヶ月連続再発”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード (2015年4月2日). 2019年7月15日閲覧。
- ^ “WAXの旧譜22タイトルを復刻、カーネーションやFRICTIONは初アナログ化”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2016年6月2日). 2019年6月16日閲覧。
- ^ “パンク・オルタナ専門レーベル WAXがTHE STALIN、INUら全22タイトルの復刻盤リリース”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2016年6月2日). 2019年6月16日閲覧。
- ^ a b c 遠藤ミチロウ 2004, p. 188- 「スクラップ座談会」より
- ^ a b c “ザ・スターリン / FISH INN [再発]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2019年7月15日閲覧。
- ^ a b Fish Inn 2005.
- ^ a b c d e f g FOR NEVER 2001.
- ^ a b I was THE STALIN〜絶賛解散中〜完全版 2012.
- ^ a b Fish Inn 歌詞カード 2003.
- ^ 遠藤ミチロウ 2004, p. 169- 「第三期【1983年7月 - 1985年1月】掲載誌のキャッチ ★26・カセットブック『ベトナム伝説』を語る」より
- ^ “スターリン / フィッシュ・イン [再発]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2023年7月17日閲覧。
- ^ “ザ・スターリン/FISH INN”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年7月17日閲覧。
- ^ “ザ・スターリン/FISH INN”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年7月17日閲覧。
- ^ “ザ・スターリン / フィッシュ・イン [紙ジャケット仕様] [限定]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2023年7月17日閲覧。
- ^ “ザ・スターリン/FISH INN”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年7月17日閲覧。
- ^ “ザ・スターリン/フィッシュ・イン(オリジナル・ミックス1984)”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年7月17日閲覧。
- ^ “THE STALIN / FISH INN(RE-MIX) [紙ジャケット仕様] [SHM-CD] [限定]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2023年7月17日閲覧。
- ^ “ザ・スターリン/FISH INN (RE-MIX)<完全限定生産盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年7月17日閲覧。
- ^ “FISH INN/THE STALIN|音楽ダウンロード・音楽配信サイト”. mora. ソニー・ミュージックソリューションズ. 2023年7月17日閲覧。
- ^ “FISH INN/THE STALIN|音楽ダウンロード・音楽配信サイト”. mora. ソニー・ミュージックソリューションズ. 2023年7月17日閲覧。
- ^ “ザ・スターリン/FISH INN (RE-MIX)<完全限定生産盤/180g重量盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年7月17日閲覧。
- ^ “ザ・スターリン / Fish Inn - 40th Anniversary Edition -”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年6月9日閲覧。
- ^ “ザ・スターリン/Fish Inn - 40th Anniversary Edition -”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2024年6月9日閲覧。
- ^ “ザ・スターリン/フィッシュ・イン<初回完全限定生産盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2024年6月9日閲覧。
参考文献
- いぬん堂『FOR NEVER』(CDライナーノーツ)ザ・スターリン、いぬん堂、2001年、2 - 4頁。WC-020〜021。
- いぬん堂『Fish Inn』(CDライナーノーツ)ザ・スターリン、ジャパンレコーズ、2003年、3頁。TKCA-72604。
- 『Fish Inn』(CD付属歌詞カード)ザ・スターリン、ジャパンレコーズ、2003年。TKCA-72604。
- 『Fish Inn』(CDジャケット)ザ・スターリン、SS RECORDINGS、2005年。SS-503。
- 遠藤ミチロウ『ザ・スターリン伝説』マガジン・ファイブ、2004年11月9日、153 - 188頁。ISBN 9784434047909。
- 遠藤ミチロウ『遠藤ミチロウ全歌詞集完全版「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました。」1980 - 2006』マガジン・ファイブ、2007年3月6日、322頁。ISBN 9784434102165。
- 『I was THE STALIN〜絶賛解散中〜完全版』(CD付属歌詞カード)ザ・スターリン、徳間ジャパンコミュニケーションズ、2012年。TKCA-73749。
- 『Fish Inn - 40th Anniversary Edition -』(CDライナーノーツ)ザ・スターリン、いぬん堂、2024年。WC-107。
外部リンク
- The Stalin – Fish Inn - Discogs (発売一覧)
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メンバー | |
シングル | ザ・スターリン |
オリジナルアルバム | ザ・スターリン |
ベストアルバム | ザ・スターリン |
ライブアルバム | |
その他アルバム | ザ・スターリン |
トリビュート・アルバム | 365:A TRIBUTE TO THE STALIN - ロマンチスト〜THE STALIN・遠藤ミチロウTribute Album〜 - 青鬼赤鬼 |
関連アルバム | |
映像作品 | ザ・スターリン |
関連項目 |