軍隊における女性
軍隊における女性(ぐんたいにおけるじょせい)では、軍隊に従事する女性について述べる。
女性は組織的な戦争の開始以来、戦闘および非戦闘の両方の役割で軍隊に従事してきた。彼女らが戦闘任務に参加することはここ数十年[いつ?]で増加しており、多くはパイロット、整備士、歩兵士官として任務に就いている。
1914年以来[1]、西側の軍隊でより多くの女性が徴兵され、より多様な役割を果たしている。1970年代に、ほとんどの西側軍隊は、すべての軍部門で女性が現役で勤務することを許可され始めた[2]。2006年には8 か国 (中国、エリトリア、イスラエル、リビア、マレーシア、北朝鮮、ペルー、台湾)が男性だけではなく女性にも徴兵制度を適用した[3]。2013年にはノルウェーがNATO加盟国として初めて女性を徴兵し、また世界で初めて女性を男性と同じ正式な条件で徴兵した国となった。2017年にはスウェーデンが続き、2018年にはオランダも続いた(ただし、オランダでは平時における徴兵制は実施されていない)[4][5]。
2022年の時点で、同じ正式な条件で男女を徴兵しているのはノルウェー、スウェーデン[5]、オランダの3か国だけとなっている[6][7]。 他のいくつかの国では、兵役免除や勤務期間などの違いはあるものの、女性の軍隊への徴兵を認める法律を設けている[8]。
なお、自衛隊における女性の割合は、8.9%である(2024年3月31日時点で、総人員22万3511人のうち女性1万9961 人[9])。
脚注
- ^ “Women Warriors: The ongoing story of integrating and diversifying the American armed forces” (英語). Brookings. 2024年3月10日閲覧。
- ^ Carreiras, Helena (2006-09-01) (英語). Gender and the Military: Women in the Armed Forces of Western Democracies. Taylor & Francis. ISBN 978-0-203-96903-8. https://books.google.co.jp/books?id=h_teNrU9k6QC&pg=PA1&redir_esc=y
- ^ “Women in the military — international”. 2024年3月10日閲覧。
- ^ “Norway becomes first NATO country to draft women into military”. 2024年3月10日閲覧。
- ^ a b “Conscripting women: gender, soldiering, and military service in Sweden 1965–2018”. 2024年3月10日閲覧。
- ^ “Girls to be included in military service register from next year”. 2024年3月10日閲覧。
- ^ “Defense ministry is looking into Scandinavian style conscription”. 2024年3月10日閲覧。
- ^ “Women in the military — international”. 2024年3月10日閲覧。
- ^ “令和6年度版 防衛白書”. 防衛省. 2024年7月24日閲覧。
関連項目
- 国別の女性兵士数
- 戦争中の女性達
- ヨーロッパの女性兵士
- アメリカ陸軍の女性達
- アメリカ海軍の女性達
- アメリカ空軍の女性達
- インド軍の女性達
- 自衛隊の女性達
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