草津町
くさつまち 草津町 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 群馬県 | ||||
郡 | 吾妻郡 | ||||
市町村コード | 10426-4 | ||||
法人番号 | 4000020104264 | ||||
面積 | 49.75km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 | 5,851人 [編集] (推計人口、2024年6月1日) | ||||
人口密度 | 118人/km2 | ||||
隣接自治体 | 吾妻郡長野原町、中之条町、嬬恋村 長野県上高井郡高山村 | ||||
町の花 | シャクナゲ | ||||
草津町役場 | |||||
町長 | [編集] 黒岩信忠 | ||||
所在地 | 〒377-1792 群馬県吾妻郡草津町大字草津28番地 北緯36度37分14秒 東経138度35分46秒 / 北緯36.62069度 東経138.59608度 / 36.62069; 138.59608座標: 北緯36度37分14秒 東経138度35分46秒 / 北緯36.62069度 東経138.59608度 / 36.62069; 138.59608 草津町役場 町庁舎位置 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
■ ― 市 / ■ ― 町 / ■ ― 村 | |||||
地理院地図 Google Bing GeoHack | |||||
ウィキプロジェクト | |||||
テンプレートを表示 |
草津町(くさつまち)は、群馬県の北西部に位置し、吾妻郡に属する町。地元では「くさづ」とも読まれることもある。草津温泉で有名。
地理
隣接自治体
気候
ケッペンの気候区分によると、草津町は亜寒帯湿潤気候・湿潤大陸性気候に属する。12月から3月にかけて日平均気温が氷点下となり、寒さが厳しい。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に豪雪地帯に指定されている。
冬季はまれに日中でも-10℃以下になり、1984年2月7日には最高気温-12.0℃を記録した。2023年1月25日にも最高気温が-11.4℃となり、日中の気温は-13℃程度であった。
草津町(草津)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 12.4 (54.3) | 15.5 (59.9) | 19.8 (67.6) | 25.5 (77.9) | 27.6 (81.7) | 32.0 (89.6) | 30.9 (87.6) | 31.3 (88.3) | 28.8 (83.8) | 26.5 (79.7) | 20.7 (69.3) | 17.8 (64) | 32.0 (89.6) |
平均最高気温 °C (°F) | −0.4 (31.3) | 0.7 (33.3) | 4.7 (40.5) | 11.5 (52.7) | 17.0 (62.6) | 19.6 (67.3) | 23.4 (74.1) | 24.2 (75.6) | 19.8 (67.6) | 14.5 (58.1) | 9.1 (48.4) | 2.9 (37.2) | 12.3 (54.1) |
日平均気温 °C (°F) | −4.1 (24.6) | −3.6 (25.5) | −0.1 (31.8) | 6.0 (42.8) | 11.4 (52.5) | 14.9 (58.8) | 18.9 (66) | 19.6 (67.3) | 15.6 (60.1) | 9.9 (49.8) | 4.4 (39.9) | −1.2 (29.8) | 7.6 (45.7) |
平均最低気温 °C (°F) | −7.8 (18) | −7.8 (18) | −4.5 (23.9) | 1.1 (34) | 6.5 (43.7) | 11.1 (52) | 15.5 (59.9) | 16.2 (61.2) | 12.3 (54.1) | 6.0 (42.8) | 0.4 (32.7) | −4.8 (23.4) | 3.7 (38.7) |
最低気温記録 °C (°F) | −15.5 (4.1) | −15.9 (3.4) | −12.6 (9.3) | −9.7 (14.5) | −4.6 (23.7) | 2.8 (37) | 8.2 (46.8) | 6.5 (43.7) | 1.7 (35.1) | −2.4 (27.7) | −7.3 (18.9) | −12.0 (10.4) | −15.9 (3.4) |
降水量 mm (inch) | 68.5 (2.697) | 66.1 (2.602) | 90.6 (3.567) | 106.2 (4.181) | 150.7 (5.933) | 218.3 (8.594) | 263.5 (10.374) | 236.8 (9.323) | 254.6 (10.024) | 162.5 (6.398) | 63.9 (2.516) | 60.4 (2.378) | 1,758.4 (69.228) |
降雪量 cm (inch) | 175 (68.9) | 156 (61.4) | 149 (58.7) | 38 (15) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 9 (3.5) | 112 (44.1) | 644 (253.5) |
平均月間日照時間 | 153.0 | 147.8 | 182.4 | 192.3 | 188.9 | 120.0 | 117.7 | 134.2 | 109.0 | 132.7 | 160.8 | 162.5 | 1,799.7 |
出典1:気象庁[2] | |||||||||||||
出典2:気象庁[3] |
歴史
地名の由来は硫黄臭の強い草津温泉を表した「くさみず」「くそうづ」により、室町時代後期に「草津」、戦国時代に「草生津」「九相津」、江戸時代に「草津」と書かれた[4]。江戸時代の延宝年間には草津温泉の利用者を取り締まる「草津村御法度の次第」が制定されている[5]。戦国時代以来、傷病者、特にハンセン病患者で賑わい、明治期の大火を経て医学博士のエルヴィン・ベルツとコンウォール・リーによりハンセン病に効く湯治場としての地位が確立された[6]。
年表
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、吾妻郡草津・前口・赤岩・小雨・生須・太子・日影・入山の8箇村が合併し、草津村が成立。
- 1900年(明治33年)7月1日 - 草津村のうち、草津・前口が草津町として分立する。他の地区は六合村(現・中之条町)となる。
行政・議会
町長
議会
詳細は「草津町議会」を参照
衆議院
- 任期 : 2021年(令和3年)10月31日 - 2025年(令和7年)10月30日(「第49回衆議院議員総選挙」参照)
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
群馬県第5区(草津町、渋川市(旧渋川市、子持村、小野上村、伊香保町域)、富岡市、安中市、高崎市(旧群馬町・箕郷町・榛名町・倉渕村域)、北群馬郡、甘楽郡、吾妻郡) | 小渕優子 | 自由民主党 | 8 | 選挙区 |
人口
草津町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 草津町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 草津町 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
草津町(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
警察
消防
- 吾妻広域消防本部
- 西部消防署(吾妻郡草津町草津2-6)
都市提携
- 神奈川県三浦郡葉山町 - 1969年3月29日姉妹都市提携
- 滋賀県草津市 - 1997年9月8日友好都市提携
- ビーティヒハイム・ビッシンゲン(ドイツ バーデン=ヴュルテンベルク州) - 1962年10月11日姉妹都市提携
- ノイシュティフト・イム・シュトゥーバイタール(オーストリア チロル州) - 1986年3月21日姉妹都市提携
- スノーウィー・リヴァー(オーストラリア ニューサウスウェールズ州) - 1991年7月10日姉妹都市提携
- カルロヴィ・ヴァリ(チェコ ウエストボヘミア州) - 1992年5月20日姉妹都市提携
交通
町内に鉄道路線は通っていない。主に北陸新幹線軽井沢駅や吾妻線長野原草津口駅が利用される。
- 廃止路線
道路
バス
国鉄バス時代からの自動車駅である草津温泉駅が第三セクター「草津バスターミナル株式会社」により運営されており、草津町の玄関口の役目を果たしている。
- 草津温泉町内巡回バス
- ジェイアールバス関東が草津町より受託運行
- ジェイアールバス関東
- 草軽交通
- 路線バス 軽井沢駅 - 草津温泉駅
- 東急トランセ・京王バス・上田バス
- 【高速バス】 渋谷駅(マークシティ) - 軽井沢・草津温泉
- 関越交通・関東バス
- 【高速バス】 吉祥寺駅北口 - 草津温泉
- 上田バス
- 急行バス 上田駅 - 草津温泉駅
- 長電バス
- 急行バス 長野駅東口 - 草津温泉駅 ※冬季運休
道の駅
教育
小学校
- 草津町立草津小学校
中学校
図書館
観光
名所・旧跡
祭事・催事
- 5月 - 花祭り
- 6月 - 草津国際男子テニス(2005年 - )
- 7月 - 白根神社祭り
- 8月 - 温泉感謝祭
- 8月 - 草津国際音楽アカデミー&フェスティバル
- 不定期開催 - 草津国際女子テニス大会(2002年 - )
人物
出身著名人
- 荻原郁夫 (旧姓:山本) - 杏林製薬元社長
- 荻原健司 - 長野県長野市長、元スキーノルディック複合選手、元参議院議員
- 荻原次晴 - スポーツコメンテーター、タレント、元スキーノルディック複合選手
- 進音 - シンガーソングライター
- 中村俊介 - 俳優
- 中山律子 - プロボウラー
- 萩原渉 - 第94代群馬県議会議長
- 山口鶴男 - 元総務庁長官、元衆議院議員、元日本社会党書記長
- 山本一太 - 群馬県知事、元参議院議員、元内閣府特命担当大臣
- 山本富雄 - 元農林水産大臣、元参議院議員
- 山本龍 - 元前橋市長
草津にゆかりのある著名人
- エルヴィン・フォン・ベルツ:草津温泉を再評価し、世界に紹介した。
- 平井晩村:詩人。草津節の原作者とされる。
- 村越化石:俳人。草津に在住し没す。
- 水野仙子:作家。田山花袋の女弟子。草津に没す。
- 川合勇太郎:民俗学者。草津町誌『草津温泉誌』第1巻(1976年)の「近世の草津」を執筆。
- 十返舎一九:江戸期の戯作者。「上州草津道中続膝栗毛」など。
- 服部ケサ:女性医師。草津でハンセン病治療にあった最初の医師。草津に没す。
- 三上千代:看護師。草津でハンセン病看護を行った最初の看護師。ナイチンゲール記章。
- コンウォール・リー:宣教師。草津で最初にハンセン病病院を開設。
- 成田悠輔:経済学者、起業家。母方の祖父母が草津に住んでいた。
スポーツ
- ザスパ草津チャレンジャーズ(群馬県社会人サッカーリーグ所属)
- 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に所属するザスパ群馬のセカンドチーム。ホームスタジアムは本白根第3グランド。
- 元々ザスパは草津町を発祥の地としており、2005年にJリーグへ加盟時に前橋市を含めた全県による広域ホームタウンとなる。チーム名も「ザスパ草津」であったが、全県ホームタウンの意識を強めるため、2013年2月1日付でチーム名の「草津」を愛称部分に変更し「ザスパクサツ群馬」のチーム名となり、さらに2024年からは練習場が前橋市に開設されたのを機に呼称が「ザスパ群馬」となり、加えてホームタウンの中心となる自治体から草津町が除外され、クラブ(トップチーム)と草津町との結びつきは薄くなっている。
その他
- 二等三角点「白根山」TR25438743201(北緯36度37分06.0337秒 東経138度31分40.0897秒 / 北緯36.618342694度 東経138.527802694度 / 36.618342694; 138.527802694)以北、長野県境までは、嬬恋村との境界未定地域である。
- その嬬恋村との間で、地熱発電所建設を巡り、双方で意見が対立している。発電所を建設・運用する事によって源泉地の熱が発電用に回され、結果的に温泉の枯渇を招きかねないというのが町側の考えである。
- 東京工業大学の火山流体研究センターが町内にあり、白根山の監視・観測を行っている。
- 居住地の平均標高が1,188.9mと町としては日本一高い[8][注釈 1]。また、町役場の標高も1,181mで日本一高い町役場である。
テレビ番組
脚注
[脚注の使い方]
注釈
出典
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、草津町に関連するカテゴリがあります。
- 公式ウェブサイト
- 草津町に関連する地理データ - オープンストリートマップ
草津町の町・字 | |
---|---|
草津 | 前口 | |
カテゴリ |
- 表示
- 編集