石井亜海

獲得メダル
日本の旗 日本
女子 レスリング・フリースタイル
世界選手権
2022 ベオグラード 68kg級
世界ジュニア選手権
2022 ソフィア 68kg級

石井 亜海(いしい あみ、2002年12月11日 - )は、日本の女子レスリング選手。群馬県出身。階級は68kg級[1]

来歴

おおたアカデミーでレスリングを始める[1]大泉町立北小学校時代に全国少年少女レスリング選手権大会で3連覇を果たした[1]大泉町立北中学校3年生の時に全国中学生選手権の57kg級で準優勝し、全国中学選抜選手権では優勝した[1]安部学院高等学校1年生の時にはJOC杯カデットの部61kg級とインターハイの62kg級でそれぞれ優勝した[1]。2年生の時にはインターハイで準優勝だったものの、ジュニアクイーンズカップ カデットの部とアジアカデット選手権の65kg級で優勝した[1]。さらには、全日本選手権の62kg級でも優勝した[1]。2021年に育英大学へ進学すると、1年の時にはジュニアクイーンズカップ ジュニアの部65kg級と全日本学生選手権の68kg級で優勝したが、全日本選手権では2位だった[1]。2年の時には全日本選抜選手権で優勝すると、プレーオフも制して世界選手権代表に選出された[1]世界ジュニア選手権では優勝した[1]。世界選手権では決勝まで進むも、東京オリンピック金メダリストであるアメリカのタミラマリアナ・ストックメンサにフォール負けを喫して2位だった[2]。全日本選手権では決勝で65㎏級世界チャンピオンの森川美和を破って優勝した[3]。3年の時にはアジア選手権で優勝した[4]。世界選手権代表決定プレーオフでは森川に2-1で勝利した[5]世界選手権では準決勝でトルコの選手に敗れると、3位決定戦でもモルドバの選手に敗れた。その後の5位決定戦でアメリカの選手に勝利したためこの階級のパリオリンピック出場権は獲得したが、自身がオリンピック代表となるには全日本選手権での優勝が必要となる[6][7]。12月の全日本選手権で優勝すればオリンピック代表に内定するはずだったが、初戦で65㎏級の世界チャンピオンである慶應義塾大学3年の尾﨑野乃香に敗れた。そのため、オリンピック代表の座をかけて尾﨑とプレーオフで対戦することになった[8]。2024年1月のプレーオフでは尾﨑に3ポイントを先取されるも、終了約10秒前に4ポイントを取って逆転するが、その後すぐ尾﨑に2ポイントを取られて4-5で敗れたため、パリオリンピック代表の座を逃した[9]。4年の時には全日本選抜選手権の72㎏級に出場して優勝した[10]

主な戦績

68㎏級での戦績

72㎏級での戦績

  • 2024年 - 全日本選抜選手権 優勝

(出典[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k JWF WRESTLERS DATABASE : 日本レスリング協会 石井亜海
  2. ^ 桜井つぐみが2年連続V 石井亜海は銀メダル―世界レスリング 時事通信 2022年9月16日
  3. ^ 石井が女子68キロ級制す 五輪2連覇の金城V―全日本レスリング 時事通信 2022年12月23日
  4. ^ 吉元が連覇 石井、坂野も優勝―レスリング 時事通信 2023年4月11日
  5. ^ 石井亜海、激戦階級制して世界選手権へ「いろんな選手の思いがこもった階級。絶対に優勝する」…レスリング代表決定PO スポーツ報知 2023年7月1日
  6. ^ 藤波朱理が世界レスリング女子53キロ級で金、62キロ級の元木咲良が銀…68キロ級の石井亜海5位 読売新聞 2023年9月22日
  7. ^ 女子68キロ級の石井、巻き返し期す 世界レスリング 時事通信 2023年9月22日
  8. ^ 【レスリング】石井亜海「相手が上だった」パリ五輪代表決定ならず 切符かけ優勝者とプレーオフ 日刊スポーツ 2023年12月23日
  9. ^ レスリング女子68キロ級パリ五輪代表に尾崎野乃香 プレーオフで勝利 スポーツニッポン 2024年1月27日
  10. ^ 【レスリング】明治杯、女子72キロ級は階級上げた石井亜海が制す 国内プレーオフ敗北後の優勝 日刊スポーツ 2024年5月23日

外部リンク

  • 石井亜海 - International Wrestling Database (英語)