番野欣昭

発見した小惑星
(4200) 静御前 1983年11月28日[注釈 1]

番野 欣昭(ばんの よしあき、1952年 - 1991年[1])は、日本アマチュア天文家である。名は善明とも[2]

茨城県つくば市の高エネルギー物理学研究所(現・高エネルギー加速器研究機構)にコンピュータ技師として勤務する[1]かたわら、アマチュア天文家として活動する。日本のアマチュア天文家の中で、軌道計算のために電子計算機を使用した先駆者の1人であると考えられている[1]。1983年には浦田武とともに、栃木県烏山町で小惑星 (4200) 静御前を発見した[1][3]。1991年、研究所から帰宅する途中に交通事故に遭い急死した[1]

小惑星 (3394) 番野は番野を偲んで命名されたもので、1992年11月10日付の小惑星回報(英語版) (MPC) で公表された[1]。この小惑星は、番野と親交のあった浦田武と伊野田繁が1986年に烏山で発見したものである[1]

脚注

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注釈

  1. ^ 浦田武と共同。

出典

  1. ^ a b c d e f g “MPC 21130” (PDF). Minor Planet Center. p. 172 (1992年11月10日). 2018年9月15日閲覧。
  2. ^ 渡辺和郎『小惑星ハンター』誠文堂新光社、1996年、233頁。ISBN 4-416-29610-X。 
  3. ^ “MPC 19695” (PDF). Minor Planet Center. p. 137 (1992年2月18日). 2018年9月15日閲覧。
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