渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト

渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト(しぶやあっぱー・うえすと・ぷろじぇくと)は、東京都渋谷区道玄坂二丁目にある再開発計画である。敷地面積は約13,675m²、延床面積は約117,000m²[1]。開発事業者は、東急東急百貨店、Lキャタルトン(LVMHグループ)の3社である[2]

2023年に閉店した東急百貨店本店の跡地に建設し[3]、再開発地区の中核は地上36階、地下4階建て、高さ164.8mの超高層ビル。低層部に商業施設、中層部に高級ホテル(ザ・ハウス・コレクティブ)、高層部に賃貸住宅が入居する予定とし、2027年に竣工する見込みである[4]

この再開発に伴い、東急本店に隣接するBunkamuraは「オーチャードホール」を除いて、2023年4月10日をもって休館する[5]。これについて、運営会社である東急文化村社長の中野哲夫は2023年2月末に開いた説明会において「開業以来34年活動を続けてきたが、いったん施設を離れて活動するのは1つのピンチでもあります」と述べた上で「フリーハンドが与えられたチャンスととらえて、活動していく」とも話している[5]

脚注

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  1. ^ “渋谷の新たなランドマーク“Shibuya Upper West Project”が2027年度竣工に向け始動”. 2023年2月1日閲覧。
  2. ^ 涼介, 本橋 (2021年5月13日). “渋谷の東急本店が23年春以降に解体へ 跡地でLVMH系列の投資会社と施設開発”. WWDJAPAN. 2024年5月21日閲覧。
  3. ^ “渋谷・東急百貨店本店の跡地に高さ約165メートルの複合施設”. 2023年2月1日閲覧。
  4. ^ “渋谷の新ランドマーク「Shibuya Upper West Project」が2027年度竣工”. 2023年2月1日閲覧。
  5. ^ a b 中山知子「渋谷「Bunkamura」ピンチはチャンス…場所変え分散営業、5年後リニューアル再集結」『日刊スポーツ』2023年3月25日。2023年3月27日閲覧。
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