恥ずかしいか青春は

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「恥ずかしいか青春は」
緑黄色社会シングル
リリース
規格 デジタル・ダウンロード
ジャンル ポップ・ロック
時間
レーベル Epic Records Japan
作詞・作曲 長屋晴子
チャート最高順位
後述を参照
緑黄色社会 シングル 年表
  • 恥ずかしいか青春は
  • (2024年)
ミュージックビデオ
「恥ずかしいか青春は」 - YouTube
ライブ映像
「恥ずかしいか青春は(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024)」 - YouTube
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恥ずかしいか青春は」(はずかしいかせいしゅんは)は、日本のポップ・ロック・バンドである緑黄色社会の楽曲。2024年7月9日にSony Music Labelsの社内レーベルEpic Records Japanより配信限定シングルとして発売された[1]。作詞作曲は長屋晴子が手がけ、編曲は穴見真吾とLASTorderの共作[2]。楽曲は、ABEMAのオリジナル恋愛番組『今日、好きになりました。夏休み編2024』の主題歌として書き下ろされ[3]、メンバーは作品に登場する主人公たち、そして視聴者の皆さんにとっても、かけがえのない瞬間に向け背中を押すきっかけとなる楽曲でありますようにとコメントした[4]

制作背景

メンバーそれぞれが作曲した中から、長屋晴子が作った本作が選ばれた[5]。作詞作曲を手がけた長屋は、『夏休み編2024』の主題歌であることから全体的に夏らしさや疾走感があって憧れを抱くような前向きな曲を作りたいというところから始めたとし、楽曲について「今日好き」には、きっと参加者側にも視聴者側にも“青春してる!”というイメージがあると思うんです。でも青春とひとことで言っても、表に見えているキラキラした部分だけじゃないな、と実際自分も学生時代を経て感じて。そういった部分も含めて描きたいなと思い、曲のイメージを広げていきましたねと説明している[5]。歌詞の1行目であるぶつけたところから熟れていく果実のようにという一節は、約5〜6年前から存在しており、長屋は昔の録音を引っ張り出してきて、この1行から広げていったんですけど、結果的には今の私たちならではの視点で曲を書けたと思います。昔の自分には気付けなかったかもしれないけど、今の私たちなら「何気ない今日を忘れないでね」と言える。そういう思いが届けばいいなと思いながら書きましたと語っている[6]

モデルプレス』の取材で、インタビュアーから楽曲のタイトルから問いかけになっていることについて触れられ、長屋は学生の時って馬鹿にされるようなこともあると思うんですよ。努力している人を見て「なんであんなことしてるんだよ。恥ずかしくない?」と笑う人もいたり。でも自分が大人になって思うのは、どんな時代でもどんな年齢でも、結局は何かを全力で取り組んだ人こそがかっこいいし憧れの対象になる。問題提起として問いかけるかたちで伝えられたら良いなと思いましたと語っている[5]。また、自身がこれまでに手がけた歌詞が自分目線というか、自分に問いかけるような詞が多かったことに触れ、でも、この曲に関しては完全に問題提起をしているというか、対象がいて、そこにメッセージを投げかけるように書いていて。伝えたいことが明確にあって、答えがあって、それを投げかけている。強い意志を持った曲が書けたと思うし、この曲を書くことができたのは、これまでの経験があってこそかなと思いますと語っている[7]

ベーシストで本作の編曲を手がけた穴見真吾は、楽曲の配信開始に際して未来への圧倒的期待感、焦燥感。右も左も解らずぐちゃぐちゃになりそうだった青春の記憶と共に、持ち合わせる全てを録音にぶつけましたとコメントした[8]。イントロは約20パターン作られた中から選ばれ、穴見は懐かしいロック感があって、すごくお気に入りです!と語っている[5]。イントロについて長屋は私たちの曲は歌始まりか、ピアノの印象が強いイントロが多いんですよね。でも「恥ずかしいか青春は」はギターのイントロで荒々しい部分もあり、学生の未完成な心情の表現にもマッチしていると思いますと語っている[5]

ストリングスは吉田宇宙ストリングスによる演奏[9]。穴見はストリングスを入れることは考えていて、そのうえでロックスピリットを持った感じにしたかったとし、ストリングスを演奏した吉田宇宙ストリングスについていつもライブでサポートしてくださっているのもあって、コミュニケーションが取りやすかったですと語っている[7]

評価

音楽ライターの石井恵梨子は、本作を今だけの時間、今だけの仲間、この瞬間にすべてを賭ける10代の青春ソングとして、かなり汎用性が高そうな一曲と評し、本作の注目すべき点として彩りを与える滑らかなキーボード歌心の強いベースラインハンドクラップや管楽器の使い方を挙げた[10]

ミュージック・ビデオ

「恥ずかしいか青春は」のミュージック・ビデオは2024年7月12日に公開され[11]、監督と編集は今原電気が手がけた[12]。ミュージック・ビデオでは総勢40名のオーケストラと共演して長屋がタクトを振っているほか、演奏シーンや「青春の1シーン」が盛り込まれている[13][14]。また、ビデオにはドラマーの比田井修[15]、女優の鈴木釈良(バレリーナ役)[16]らも出演している。

演奏披露

2024年7月14日にAichiSky Expoで開催されたスキマスイッチ主催の音楽イベント『スキマフェス』でライブ初披露となった[17]

テレビの音楽番組では、2024年7月22日に放送されたTBS系『CDTVライブ!ライブ!』でフルサイズかつテレビ初披露となり[18][19][20]、8月3日に放送された日本テレビ系with MUSIC』では「サマータイムシンデレラ」とともに披露された[21][22]

クレジット

チャート成績

週間チャート
チャート (2024年) 最高位
Japan Download Songs (Billboard JAPAN)[24] 15
日本 (オリコンデジタルシングル)[25] 15

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ "緑黄色社会、新曲「恥ずかしいか青春は」がABEMA"今日、好きになりました。夏休み編2024"主題歌に決定&本日7/9配信リリース。挿入歌は書き下ろし曲「言えない」". Skream!. 激ロックエンタテインメント. 2024年7月9日. 2024年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月14日閲覧
  2. ^ a b c "「恥ずかしいか青春は」本日配信リリース". 緑黄色社会 Official Site. 2024年7月9日. 2024年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月14日閲覧
  3. ^ "緑黄色社会、『今日好き』新シリーズの主題歌と挿入歌を担当". rockin'on.com. ロッキング・オン. 2024年7月10日. 2024年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧
  4. ^ 音楽ナタリー編集部 (2024年7月9日). "両黄色社会「今日好き」新シリーズ主題歌&挿入歌担当". 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧
  5. ^ a b c d e (インタビュー)「緑黄色社会「今日好き」メンバーと対談!青春の輝きと葛藤を描いた新曲に「すごく共感」」『モデルプレス』、ネットネイティブ、2024年7月30日。https://mdpr.jp/interview/detail/43235682024年7月31日閲覧 
  6. ^ 天野史彬(インタビュアー:天野史彬)「緑黄色社会インタビュー|2つの新曲で切り取る“青春の奥にある苦悩”」『音楽ナタリー』、ナターシャ、1頁、2024年8月5日。オリジナルの2024年8月5日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20240805115402/https://natalie.mu/music/pp/ryokushaka112024年8月6日閲覧 
  7. ^ a b 天野史彬(インタビュアー:天野史彬)「緑黄色社会インタビュー|2つの新曲で切り取る“青春の奥にある苦悩”」『音楽ナタリー』、ナターシャ、2頁、2024年8月5日。オリジナルの2024年8月5日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20240805122032/https://natalie.mu/music/pp/ryokushaka11/page/22024年8月6日閲覧 
  8. ^ basShin_Goroのツイート(1810346275021439132)
  9. ^ a b violin_uchuのツイート(1813219274212925482)
  10. ^ 石井恵梨子 (2024年7月12日). "緑黄色社会「恥ずかしいか青春は」". Real Sound. blueprint. 2024年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧
  11. ^ "緑黄色社会、"今日、好きになりました。夏休み編2024"主題歌「恥ずかしいか青春は」MV公開". Skream!. 激ロックエンタテインメント. 2024年7月12日. 2024年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧
  12. ^ DENKI_IIIのツイート(1812742056630186493)
  13. ^ "緑黄色社会、若者たちを鼓舞する「恥ずかしいか青春は」MV公開". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2024年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧
  14. ^ 音楽ナタリー編集部 (2024年7月12日). "緑黄色社会がオーケストラと共演、長屋晴子はタクト振る「恥ずかしいか青春は」MV公開". 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧
  15. ^ hidaiosamuのツイート(1811688938618388601)
  16. ^ shara__suzukiのツイート(1811722075352236281)
  17. ^ "緑黄色社会がコラボした"大物アーティスト"とは?". SPORTS BULL. 運動通信社. 2024年7月14日. 2024年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月17日閲覧
  18. ^ "7月22日放送「CDTVライブ!ライブ!」、NiziU、三代目 J SOUL BROTHERS、ゆず、緑黄色社会、Snow Man、GENERATIONS、DA PUMP、ファンキー加藤、由薫出演". TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2024年7月22日. 2024年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月22日閲覧
  19. ^ TBSCDTVのツイート(1815328181173322048)
  20. ^ ryokushakaのツイート(1815333635807141913)
  21. ^ "Snow Man『with MUSIC』初登場!メンバー同士が選ぶSnow Manの様々なNo.1も発表". THE FIRST TIMES. ソニー・ミュージックマーケティングユナイテッド、ソニー・ミュージックソリューションズ、THE FIRST TAKE. 2024年8月3日閲覧
  22. ^ ryokushakaのツイート(1819680595997290693)
  23. ^ 緑黄色社会『緑黄色社会『恥ずかしいか青春は』Official Video / Ryokuoushoku Shakai – Hazukashiika Seishunwa』2024年7月12日。https://www.youtube.com/watch?v=G9KznOYqyOg2024年7月14日閲覧 
  24. ^ "Billboard Japan Top Download Songs | Charts". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2024年7月17日. 2024年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月17日閲覧
  25. ^ "オリコン週間 デジタルシングル(単曲)ランキング 2024年07月08日~2024年07月14日 11~20位". ORICON NEWS. oricon ME. 2024年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月17日閲覧

外部リンク

  • 恥ずかしいか青春は - 歌ネット
  • 恥ずかしいか青春は - 緑黄色社会 Official Site
長屋晴子 (Vocal & Guitar) - 小林壱誓 (Guitar) - peppe (Keyboard) - 穴見真吾(Bass)
旧メンバー: 天野夏実(Bass) - 杉江泰周 (Drums)
シングル
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