宇品三丁目停留場

宇品三丁目停留場
広島港方面の下りホーム
うじなさんちょうめ
Ujina 3-chome
U12 宇品二丁目 (0.2 km)
(0.4 km) 宇品四丁目 U14
地図
所在地 広島市南区宇品神田二丁目・三丁目
北緯34度21分51.45秒 東経132度27分51.72秒 / 北緯34.3642917度 東経132.4643667度 / 34.3642917; 132.4643667座標: 北緯34度21分51.45秒 東経132度27分51.72秒 / 北緯34.3642917度 東経132.4643667度 / 34.3642917; 132.4643667
駅番号 U13
所属事業者 広島電鉄
所属路線 宇品線
キロ程 4.0 km(紙屋町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
1,862[1]人/日
-2019年-
開業年月日 1935年昭和10年)12月27日
  • * 改称経歴-
  • 開業時:十丁目停留場
  • 1960年:宇品十丁目停留場
  • 1968年:宇品三丁目停留場
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宇品三丁目停留場(うじなさんちょうめていりゅうじょう、宇品三丁目電停)は、広島市南区宇品神田二丁目および三丁目にある広島電鉄宇品線路面電車停留場である。駅番号はU13

歴史

当停留場は1935年昭和10年)、宇品線の御幸橋東詰から宇品[注釈 1]までの区間が新線に移設された際に開設された。当時の停留場名は十丁目停留場(じっちょうめていりゅうじょう)であった[2]1945年(昭和20年)8月6日原爆投下により宇品線をはじめ広島電鉄の市内電車は全線不通となるが、当停留場を含む宇品線の電鉄前から向宇品までの区間は同月18日に運行を再開している[3]

戦後、1960年(昭和35年)には宇品十丁目停留場(うじなじっちょうめていりゅうじょう)と改称されたが[2]1968年(昭和43年)8月には宇品町で町名変更が実施される[4]。この直後、同年9月には宇品三丁目停留場へと停留場名が改められている[2]

年表

  • 1935年昭和10年)12月27日:御幸橋東詰 - 宇品間で新線が開業、同時に十丁目停留場として開業[3]
  • 1960年(昭和35年)3月30日宇品十丁目停留場に改称[3]
  • 1968年(昭和43年)9月1日宇品三丁目停留場に改称[3]

停留場構造

宇品線はほぼすべての区間で軌道が道路上に敷かれた併用軌道であり、当停留場も道路上にホームを有する。ホームは低床式で2面あり、南北方向に伸びる2本の線路を挟み込むように配置されている[5][6]。ただ互いのホーム位置は斜向かいにあり、北側に広島港方面へ向かう下りホーム、南側に広島駅紙屋町方面へ向かう上りホームがある[5][6]。上りホームは乗り場の長さが短いため、連接車では客扱いの際に後方のドアで締切が発生する[6]

軌道が敷かれている宇品通りは幅員が狭小であることから、かつての停留場には島状の安全地帯がなく、乗り場が道路と同一平面にある平面停留場であった[4][7]。しかし1988年(昭和63年)10月に当停留場で下車した乗客が乗用車にひき逃げされるという死亡事故が発生、これを契機に安全地帯の整備が進められ、1990年平成2年)4月に設置が完了している[4][7]

  • 広島駅方面ホーム
    広島駅方面ホーム
  • 上屋と駅名標(2007年)
    上屋と駅名標(2007年)

運行系統

当停留場には広島電鉄で運行されている系統のうち、1号線、5号線、7号線、それに0号線が乗り入れる。

下りホーム 1号線5号線7号線 広島港ゆき
上りホーム 0号線 広電本社前ゆき
1号線 紙屋町経由広島駅ゆき
5号線 比治山下経由広島駅ゆき
7号線 横川駅ゆき

停留場周辺

古くからの住宅街や商店が立ち並んでいる地区である。ところどころでは大きな商業施設やマンションの建設も進む。

停留場名は「宇品三丁目」であるが、所在地は「宇品神田三丁目」であり[8]、停留場名と地名が食い違っている。

隣の停留場

広島電鉄
宇品線
宇品二丁目停留場 (U12) - 宇品三丁目停留場 (U13) - 宇品四丁目停留場 (U14)

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 当時の終点であった宇品停留場は現在の広島港(宇品)停留場の位置とは異なり、広島市営桟橋付近に存在した。海岸通停留場も参照。

出典

  1. ^ “広島県 駅乗降客数”. 2021年3月11日閲覧。
  2. ^ a b c 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、38頁。ISBN 978-4-10-790029-6。 
  3. ^ a b c d 『広電が走る街 今昔』150-157頁
  4. ^ a b c 『広電が走る街 今昔』91-92頁
  5. ^ a b 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、15,81頁。ISBN 978-4-06-295157-9。 
  6. ^ a b c 川島令三『全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、103,109頁。ISBN 978-4-7942-1711-0。 
  7. ^ a b 『広島電鉄開業100年・創立70年史』広島電鉄、2012年、233頁。 
  8. ^ “宇品三丁目 電停”. ひろしまナビゲーター. 広島観光コンベンションビューロー. 2016年9月19日閲覧。

参考文献

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、宇品三丁目停留場に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

  • 宇品三丁目 | 電車情報:電停ガイド - 広島電鉄