井上英之
概暦
宮城県[1][2]仙台市出身[3]。1969年に東宝へ入社[1][2]。多くの監督の下で助監督を務めた[3][1][2]。
『恋する女たち』(1986年)や『ゴジラvsビオランテ』(1989年)でついた大森一樹とはやりやすかった一方で、現場でカット割りを変えてしまうこともあり、井上から両方撮影しようと進言することもあったという[2]。
『vsビオランテ』で撮影助手を務めた清久素延は、気さくな大森に対し、井上は鬼軍曹という雰囲気であったと述べている[4]。
主な作品
監督助手作品
- 弾痕(1969年、監督:森谷司郎)
- 野獣の復活(1969年、監督:山本迪夫)
- 娘ざかり(1969年、監督:松森健)
- 栄光への反逆(1970年、監督:中平康)
- 商魂一代 天下の暴れん坊(1971年、監督:丸山誠治)
- 紙芝居昭和史 黄金バットがやって来る(1972年、監督:石田勝心)
- ゴジラ対メガロ(1973年、監督:福田純)
- 日本侠花伝(1973年、監督:加藤泰)
- 小林多喜二(1974年、監督:今井正)
- 妻と女の間(1976年、監督:豊田四郎)
- 姿三四郎(1977年、監督:岡本喜八)
- 影武者(1980年、監督:黒澤明)
- 連合艦隊(1981年、監督:松林宗恵)
- 嵐を呼ぶ男(1983年、監督:井上梅次)
- あいつとララバイ(1983年、監督:井上梅次)
- 姉妹坂(1985年、監督:大林宣彦)
チーフ助監督作品
- 沖田総司(1974年、監督:出目昌伸)
- 大空のサムライ(1976年、監督:丸山誠治)[2]
- 白熱(1977年、監督:石田勝心)
- 残照(1978年、監督:河崎義祐)
- 零戦燃ゆ(1984年、監督:舛田利雄)[3][2]
- 愛・旅立ち(1985年、監督:舛田利雄)
- 宇宙からの帰還(1985年、監督:中島紘一)
- 山下少年物語(1985年、監督:松林宗恵)
- 恋する女たち(1986年、監督:大森一樹)
- ガンヘッド(1989年、監督:原田眞人)[3][2]
- ゴジラvsビオランテ(1989年、監督:大森一樹)[3]
映画監督作品
- 海・翼・そして明日(1977年) - 自衛隊のPR映画[3][1][2]
著書
脚注
[脚注の使い方]
- ^ a b c d e f 東宝チャンピオンまつりパーフェクション 2014, p. 86, 「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン メイキング」
- ^ a b c d e f g h i j VSビオランテコンプリーション 2015, p. 32, 「GODZILLA VS BIOLLANTE staff Message 井上英之」
- ^ a b c d e f g h i ゴジラ大百科 1990, p. 99, 「ゴジラ・スタッフ名鑑」
- ^ VSビオランテコンプリーション 2015, p. 21, 「GODZILLA VS BIOLLANTE staff Message 清久素延」
参考文献
- 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1990年1月1日。
- 電撃ホビーマガジン編集部 編『ゴジラ 東宝チャンピオンまつり パーフェクション』KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)〈DENGEKI HOBBY BOOKS〉、2014年11月29日。ISBN 978-4-04-866999-3。
- 『ゴジラVSビオランテ コンプリーション』ホビージャパン、2015年12月16日。ISBN 978-4-7986-1137-2。
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