三輪寿美雄

三輪 寿美雄 Portal:陸上競技
選手情報
国籍 日本の旗 日本
種目 競歩
所属 旭化成
生年月日 (1932-07-25) 1932年7月25日(91歳)
出身地 宮崎県
オリンピック 1964年東京オリンピック出場
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三輪 寿美雄(みわ すみお、1932年7月25日 - )は、日本の競歩選手である。

1964年東京オリンピックで男子50キロ競歩に出場した[1]

経歴

西郷村立田代高等小学校卒業[2]。(陸上選手としてではなく)一般採用枠で旭化成に入社[3]。旭化成陸上部に所属し、マラソンを志望して陸上競技に挑んでいたが、成績は伸び悩んだ[3]。マラソン引退を決意していたところ、陸上部長からの勧めを受けて競歩に転向した[3]。当時、競歩で旭化成はリコーに後れを取っていた[3]。1961年10月、国民体育大会(秋田市)で20キロ競歩に出場、3位入賞[3]。2位の石黒昇とは同い年であったこともあって意気投合し、以後親交を結ぶ[3]

1964年東京オリンピックで男子50キロ競歩に出場、27位[3][注釈 1]

1966年、日本陸上競技選手権大会50キロ競歩で優勝。

退職後に整体師となり[3]、2021年現在は延岡市内で整体治療院の院長を務める[3]

2020年東京オリンピックの聖火ランナーの公募に応じ、宮崎県内最高齢の聖火ランナーとして選ばれる[4]。三輪の聖火リレーは延期を経て2021年4月25日に延岡市内の繁華街で行われ、胸ポケットに2021年2月に逝去した石黒と、早世した孫の写真をおさめて完歩した[3][5][6]

主な記録

脚注

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注釈

  1. ^ 出典[3]では、三輪と石黒がともに50km競歩に出場したように記されているが、三輪は50km競歩、石黒は20km競歩に出場した。50km競歩には、三輪と江尻忠正・斎藤和夫が出場している。

出典

  1. ^ “Sumio Miwa Olympic Results”. Sports Reference LLC. 2020年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月9日閲覧。
  2. ^ 束原文郎 2013, p. 269.
  3. ^ a b c d e f g h i j k 「64年東京五輪・競歩代表の三輪寿美雄さんが”完歩” 宮崎・聖火リレー」『日刊スポーツ』、2021年4月25日。2021年7月29日閲覧。
  4. ^ 「聖火リレーコース発表 柔道・井上康生さん疾走 マラソン宗兄弟も /宮崎」『毎日新聞』、2019年12月18日。2021年7月29日閲覧。
  5. ^ 「亡き友と孫、3人で聖火を運ぶ…64年大会の競歩代表」『読売新聞』、2021年4月26日。2021年7月29日閲覧。
  6. ^ 「聖火リレーに忍ばせた写真 東京五輪を戦った友はいない」『朝日新聞』、2021年5月2日。2021年7月29日閲覧。
  7. ^ “第13回”. 毎日マラソン大会の歴史. 毎日新聞社. 2021年7月29日閲覧。
  8. ^ a b c d e “国民体育大会記録集” (pdf). 国民体育大会. 日本スポーツ協会. 2021年7月29日閲覧。

参考文献

  • 束原文郎「1912年〜2008年夏季オリンピック日本代表選手団に関する資料:所属組織と最終学歴を中心に」『スポーツ科学研究』第10巻、2013年、242-316頁、2021年7月29日閲覧 

関連項目

  • 1932 – 2021 : 50km
1930年代
  • 32 浜田竹次郎
  • 33 和田英治
  • 37 和田英治
  • 38 山本善一郎
  • 39 和田英治
  • 1940年代
    • 40 奈良岡健三
    1950年代
    • 52 山本善一郎
    • 53 細川俊夫
    • 54 細川俊夫
    • 55 高橋友三
    • 56 高橋友三
    • 57 佐々木昌一
    • 58 佐々木昌一
    • 59 佐藤武男
    1960年代
    • 60 佐々木昌一
    • 61 古川輝茂
    • 62 江尻忠正
    • 63 斎藤和夫
    • 64 斎藤和夫
    • 65 斎藤和夫
    • 66 三輪寿美雄
    • 67 斎藤和夫
    • 68 斎藤和夫
    • 69 田中利明
    1970年代
    1980年代
    1990年代
    2000年代
    2010年代
    2020年代
    • *は大会記録
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