マトラ
マトラ(マートラとも[1]、Matra:Mécanique Aviation Traction)は、フランスにかつて存在した企業グループである。
概要
航空機産業から始まり、宇宙産業、自動車産業、兵器産業に関わっていた企業グループである。1994年にラガルデール SCAの下で再編された。自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT)を手がけていた鉄道部門は2001年にドイツのシーメンス・トランスポート(現シーメンス・モビリティ)に吸収、自動車関連部門、マトラ・オトモビルは、2003年にイタリアのピニンファリーナに売却され、"Matra Automobile Engineering S.A.S."に社名変更した。
歴史
- 1945年 - シルバン・フロイラ(フランス語版)らによって、最高速度800km/hのツインエンジンプロペラ機の設計開発を事業目的として設立[2]。
- 1951年 - マトラエンジンを搭載した飛行機が、音速をヨーロッパで初めて超える(M1.4)。
- 1961年 - "European space program"開始。マトラは人工衛星のプライム・コンストラクターになる。
- 1963年 - ジャン=リュック・ラガルデール(フランス語版)が取締役会長兼社長(PDG)に就任。
- 1964年 - ルネ・ボネ(フランス語版)のオトモビル・ルネ・ボネを買収。自動車製造に乗り出す。→ マトラ・オトモビル
- 1967年 - (マトラ・オトモビル)マトラ・M530をジェノバモーターショーに出品。
- 1973年 - (マトラ・オトモビル)マトラ・MS670Bで耐久レース世界選手権のコンストラクターズ・チャンピオン獲得。
- 1983年 - (マトラ・オトモビル)ルノー・エスパスを開発・生産。
傘下であった企業
- マトラ・オトモビル
- アエロスパシアル・マトラ(現:EADS)
関連項目
- ラガルデール SCA
- ヴェイキュロトマティクレジェ(VAL)
- MBDA