マイク・ニコルズ
マイク・ニコルズ Mike Nichols | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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マイク・ニコルズ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本名 | Michael Igor Peschkowsky | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | (1931-11-06) 1931年11月6日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
没年月日 | (2014-11-19) 2014年11月19日(83歳没) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出生地 | ドイツ国・ベルリン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
死没地 | アメリカ合衆国・ニューヨーク州ニューヨーク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
職業 | 監督、プロデューサー、脚本家、俳優、コメディアン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画、舞台、テレビドラマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1955年 - 2014年 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
配偶者 | Patricia Scott(1957年 - 1960年) Margo Callas(1963年 - 1974年) Annabel Davis-Goff(1975年 - 1986年) ダイアン・ソイヤー(1988年 - 2014年、死別) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著名な家族 | マックス・ニコルズ(息子) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
『バージニア・ウルフなんかこわくない』 『卒業』 『シルクウッド』 『ワーキング・ガール』 『ハリウッドにくちづけ』 『心の旅』 『ウルフ』 『バードケージ』 『パーフェクト・カップル』 『エンジェルス・イン・アメリカ』 『クローサー』 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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備考 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アカデミー賞、トニー賞、グラミー賞、エミー賞の4賞受賞者 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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マイク・ニコルズ(Mike Nichols、1931年11月6日 - 2014年11月19日)は、アメリカ合衆国の映画監督、舞台演出家。史上16人しかいないグラミー賞、アカデミー賞、トニー賞、エミー賞の4賞受賞者である。
来歴
ドイツ・ベルリンにて生まれる。本名はミハイル・イゴール・ペシュコヴスキー(Mikhail Igor Peschkowsky)。父親はウィーン出身のユダヤ系ロシア人の内科医で、1920年頃ドイツに移り住んだ。母親はユダヤ系のドイツ人であった[1]。
1939年4月、ナチス・ドイツのユダヤ人迫害から逃れるため、当時7歳のニコルズは3歳年上の兄とともにアメリカに渡った。父親はその数ヶ月前に単独でアメリカに脱出しており、同年4月28日に一家はニューヨークに移った。イタリア経由でヨーロッパを発った母親とは1940年に再会した[2][3]。
シカゴ大学で医者になるため勉強していたが中退。1953年、ニューヨークに帰りリー・ストラスバーグの下でメソッド演技法を学ぶ[4]。しかし舞台の仕事は得られなかったためシカゴに舞い戻り、1955年に「コンパス・プレイヤーズ」(「セカンド・シティ」の前身)に加わる。そこで知り合ったエレイン・メイと1958年に喜劇コンビ「ニコルズ・アンド・メイ」を結成する。1962年には「ニコルズ・アンド・メイ」でグラミー賞の最優秀コメディ・パフォーマンス賞を受賞。
やがてオフ・ブロードウェイの舞台に出演。その後、演出も手がけるようになり、ブロードウェイで活躍。1964年の「Barefoot in the Park」での監督賞などトニー賞を7つ受賞している。
1966年、『バージニア・ウルフなんかこわくない』で映画監督としてデビュー。この作品はアメリカ映画における検閲制度であるヘイズ・コードが撤廃されるきっかけとなった。さらに翌年の『卒業』でアカデミー監督賞を受賞し、アメリカン・ニューシネマを代表する映画監督となった。
妻は『グッド・モーニング・アメリカ』(米・ABC)でアンカーを務め、現在は『ABCワールドニュース』(米・ABC)アンカーとしてアメリカを代表するニュースキャスターであるダイアン・ソイヤー。息子は映画監督のマックス・ニコルズ[5]。
主な作品
映画
- バージニア・ウルフなんかこわくない Who's Afraid of Virginia Woolf? (1966年)
- 卒業 The Graduate (1967年)
- キャッチ=22 CATCH-22 (1970年)
- 愛の狩人 Carnal Knowledge (1971年)
- イルカの日 The Day of the Dolphin (1973年)
- おかしなレディ・キラー The Fortune (1975年)
- シルクウッド Silkwood (1983年)
- 心みだれて Heartburn (1986年)
- ブルースが聞こえる Biloxi Blues (1988年)
- ワーキング・ガール Working Girl (1988年)
- ハリウッドにくちづけ Postcards from the Edge (1990年)
- 心の旅 Regarding Henry (1991年)
- ウルフ WOLF (1994年)
- バードケージ The Birdcage (1996年)
- パーフェクト・カップル Primary Colors (1998年)
- 2999年異性への旅 What Planet Are You From? (2000年)
- エンジェルス・イン・アメリカ Angels in America (2003年) テレビシリーズ
- クローサー Closer (2004年)
- チャーリー・ウィルソンズ・ウォー Charlie Wilson's War (2008年)
舞台
- Barefoot in the Park (1963年)
- Luv (1964年)
- おかしな二人 The Odd Couple (1965年)
- The Apple Tree (1966年)
- The Little Foxes (1967年)
- Plaza Suite (1968年)
- The Prisoner of Second Avenue (1971年)
- Uncle Vanya (1973年)
- Streamers (1976年)
- Comedians (1976年)
- Fools (1981年)
- The Real Thing (1984年)
- Hurlyburly (1984年)
- Whoopi Goldberg (1984年)
- Social Security (1986年)
- Death and the Maiden (1992年)
- The Seagull (2001年)
- スパマロット Spamalot (2005年)
関連項目
参照
- ^ Gates Jr, Henry Louis, (2010). Faces of America: How 12 Extraordinary People Discovered Their Pasts. New York: New York University Press. pp. 14–33. ISBN 9780814732649
- ^ Mike Nichols’ life in the trenches By Glenn Kenny, LA Times, December 16, 2007, in print edition E-31.
- ^ “Faces of America: Mike Nichols”. Public Broadcasting Service. 21 November 2014閲覧。
- ^ McLellan, Dennis (20 November 2014). “Mike Nichols, acclaimed director of 'The Graduate,' dies at 83”. Los Angeles Times. http://www.latimes.com/local/obituaries/la-me-mike-nichols-dies-at-83-20141120-story.html#page=1 20 November 2014閲覧。
- ^ “崖っぷち女子がネットで恋活!『セッション』マイルズ・テラー主演作、12月日本公開”. シネマトゥデイ (2015年10月6日). 2015年10月6日閲覧。
- ^ “『卒業』のマイク・ニコルズ監督死去 83歳 心不全のため”. シネマトゥデイ. (2014年11月21日). https://www.cinematoday.jp/news/N0068380 2014年11月21日閲覧。
外部リンク
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