トリュー級戦車揚陸艦(英語: Bâtiments de Débarquement de Chars de type Trieux)は、フランス海軍が運用していた戦車揚陸艦(BDC)の艦級[1]。
設計
設計面では、アメリカ海軍の戦車揚陸艦(LST)の派生型とされている。両舷のダビットにLCVP上陸用舟艇を計4隻搭載できる。上陸部隊としては、170名を基本として、短期間であれば329名の収容も可能であった。また補給任務の場合、糧食1,000トン、飲料水400トン、ディーゼル燃料270トンを搭載できた[1]。
1960年代後半には、海外領土での補給任務にあたることになった「トリュー」および「ブラヴェ」において、艦橋直前にアルエット・ヘリコプター2機分のハンガーを設置する改修が行われた[1]。
同型艦一覧
# | 艦名 | 起工 | 竣工 | 除籍 |
L 9007 | トリュー Trieux | 1958年4月 | 1960年3月 | 1988年12月 |
L 9003 | アルジャン Argens | 1958年7月 | 1960年6月 | 1985年12月 |
L 9009 | ブラヴェ Blavet | 1959年1月 | 1961年1月 | 1986年9月 |
L 9008 | ディーヴ Dives | 1959年8月 | 1961年4月 | 1986年4月 |
L 9004 | ビダソア Bidassoa | 1960年1月 | 1961年10月 | 1987年4月 |
参考文献
画像外部リンク |
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「トリュー」(1987年の艦影) |
- ^ a b c Robert Gardiner, ed (1996). Conway's All the World's Fighting Ships 1947-1995. Naval Institute Press. p. 125. ISBN 978-1557501325