『サムシン・エルス』(Somethin' Else )は、キャノンボール・アダレイが1958年に発表したアルバム。ハード・バップに見なされる。ブルーノート・レーベルからリリースされた。ジャズのスタンダード中のスタンダードとされる「枯葉 (Autumn Leaves)」 を、シャンソンの世界からジャズへ持ってきた一枚である。レコード番号BLP1595。
発売までの経由
名義はアダレイとなっているが、実質はフィーチュアされているマイルス・デイヴィスが統制を執っている。1952年当時、デイヴィスは麻薬中毒の為レコーディングがままならなかったが、ブルーノートのアルフレッド・ライオンは彼をサポートした。1952年より録音を重ねていったが、1955年にマイルスはコロムビア・レコードと契約をした。この為デイヴィス名義でのソロ作は出せなかったが、アダレイをリーダーに据えることにより、デイヴィス統治の下、レコーディングを進めていった。尚、アダレイとデイヴィスのコラボレーションはデイヴィスの1959年のアルバム『カインド・オブ・ブルー』まで続く。
曲目
B面# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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1. | 「サムシン・エルス」(Somethin' Else) | マイルス・デイヴィス | |
2. | 「ワン・フォー・ダディー・オー」(One for Daddy-O) | ナット・アダレイ, サム・ジョーンズ | |
3. | 「ダンシング・イン・ザ・ダーク(英語版)」(Dancing in the Dark) | ハワード・ディーツ(英語版), アーサー・シュワルツ | |
合計時間: | |
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パーソネル
演奏メンバー
プロダクション
参考文献
典拠管理データベース | |
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