ギータ
この項目では、スペインの伝承に登場するドラゴンについて説明しています。
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ギータ (La Guita Xica) は、スペイン・カタルーニャ地方の伝承に登場するドラゴンである。名前は「足を蹴り上げているラバ」を意味しているが、口から火炎を噴き出す恐ろしい生き物として現代まで語り伝えられてきた[1]。
伝承
パトゥムでのギータ
カタルーニャ州バルセロナ県ベルガで、聖体の祝日に行われる祭り「パトゥム」 (Patum de Berga)[注釈 1] におけるギータが広く知られている。祭りのパレードに登場するギータの人形は、巨大な緑色の身体、非常に長い首と真っ黒な顔、大きな牙とずる賢そうな輝く目を持つ、蛇に似た形状のドラゴンとして表現される。しかしギータが参加する人々を悪魔・悪霊から守っているという。口からは火炎ならぬ花火を放ち、広場に集まった人々を驚かせては楽しませている[1]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b 『世界の怪物・神獣事典』, p. 127.
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、Guita Grossa i Xicaに関連するカテゴリがあります。
外部リンク
- 上釜理恵子(2012年7月11日)「お祭り体験記:世界無形文化遺産、ベルガのラ・パトゥム。」 - 日通ペリカントラベルネット・スペイン店
- ユネスコが傑作とした無形遺産:2005年(スペインの項参照) - ユネスコ・アジア文化センター (日本語)