ギリシャ十字
ギリシャ十字(ギリシャじゅうじ)は、キリスト教で最も頻繁に用いられる十字の一つ。正教会で最も頻繁に用いられる十字の一つであるが、西方教会(カトリック教会・聖公会・プロテスタント)でもラテン十字と並んで広く用いられる。キリスト教においてのみならず、各種の紋章・標章等にも広く用いられている。
横木と軸木が同じ長さで構成され、横木と軸木は中央で交差している。
ビザンティン建築をはじめとして、聖堂建築などにおいて平面がギリシャ十字型に構成されるものも多く、建築関連の記事に「ギリシャ十字型の平面」という説明が頻繁に用いられる。また、赤十字や緑十字は、ギリシャ十字を使用したスイス国旗を基にしてデザインされている。
使用例
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- ギリシャ十字型の平面を持つ、イタリアの聖マリア聖堂
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- 労働衛生旗
- 赤十字
符号位置
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
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✙ | U+2719 | - | ✙ ✙ | OUTLINED GREEK CROSS |
✚ | U+271A | - | ✚ ✚ | HEAVY GREEK CROSS |
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、ギリシャ十字に関連するカテゴリがあります。
- 十字架
- 十字架挙栄祭
- 八端十字架 - スラヴ系の正教会で広く用いられる十字。「ロシア十字」とのあまり精確ではない通称がある。
- 葡萄十字 - グルジア正教会で用いられる十字。
- セルビア十字 - セルビア正教会で用いられる十字。
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