カール・ダールハウス(Carl Dahlhaus, 1928年6月10日 ハノーファー - 1989年5月13日 ベルリン)は、20世紀ドイツの音楽学者。学究肌の理論家として、冷戦時代の音楽学の発展を促した。1968年からベルリン工科大学で音楽史の教授を務めた。
業績
専門分野の中で幅広い題材について数々の著作や論文を執筆したが、その多くはクラシック音楽の歴史、とりわけ19世紀のロマン派音楽に偏っている。「完全芸術」としてのワーグナーの作品や理念について、またいわゆる「モダニズム」の作曲家によって、社会や政治についての新しい音楽語法がどのように形成されるかについて興味を寄せ、もはや芸術は「芸術至上主義」ではいられないとした。ほかに好んだ題材に、音楽理論や音楽美学が挙げられる。
著書
- 『音楽史の基礎概念』角倉一朗訳、白水社、2004年、ISBN 4-560-02656-4
- 『ベートーヴェンとその時代』杉橋陽一訳、西村書店、1997年 ISBN 4-89013-543-X
- 『リヒャルト・ワーグナーの楽劇』好村冨士彦、小田智敏 共訳、音楽之友社、1995年 ISBN 4-276-13052-2
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