エネア・バスティアニーニ

エネア・バスティアニーニ
2022年
生年月日 (1997-12-30) 1997年12月30日(26歳)
リミニ, イタリア
現在のチーム ドゥカティ・レノボ・チーム
ゼッケン 23
レースでの経歴
ロードレース世界選手権 MotoGPクラス
活動期間2021年
マニファクチャラードゥカティ
チャンピオン0
2023年 順位15位 (84 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
51 5 11 2 7 444
ロードレース世界選手権 Moto2クラス
活動期間2019年2020年
マニファクチャラーカレックス
チャンピオン1 (2020年)
2020年 順位1位 (205 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
33 3 8 0 2 302
ロードレース世界選手権 Moto3クラス
活動期間2014年2018年
マニファクチャラーKTM (2014年)
ホンダ (2015年2018年)
チャンピオン0
2018年 順位4位 (177 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
88 3 24 9 3 829

エネア・バスティアニーニ ( Enea Bastianini, 1997年12月30日 - ) は、イタリアエミリア=ロマーニャ州リミニ県リミニ出身のオートバイレーサー。2020年Moto2クラスチャンピオン。ラ・ベスティアLa Bestia イタリア語で「野獣 [1]」)の愛称で親しまれている。

経歴

3歳のころにミニバイクに乗り始めたのがきっかけ。その後70ccのイタリアロードレース選手権などに出場。

ロードレース世界選手権

Moto3クラス

2014年ロードレース世界選手権125ccクラスにグレシーニ・レーシング系列のチームから本格参戦を開始した。初出場ながらも、3度の表彰台を獲得する。

Moto2クラス

2020年はイタルトランスから参戦。このシーズンでは、3勝と4つの表彰台を獲得し、2位のルカ・マリーニに8点差をつけてMoto2クラスのシリーズチャンピオンに輝いた。

MotoGPクラス

2021年は最高級クラスに昇格。スカイ・レーシング・チーム・VR46とコラボしたエスポンソラマ・レーシングから参戦[2]。チームメイトはライバルでもあったルカ・マリーニ。

2022年はMoto3時代に所縁のあったグレシーニ・レーシングに移籍。最高峰クラスへステップアップしたファビオ・ディ・ジャンナントニオとコンビを組む。開幕戦カタールGPでいきなりファステストラップからの優勝を飾った。第13戦オーストリアGP終了時点で1度のポールポジション、3度の優勝を飾っており、この急成長がファクトリーチームであるドゥカティ・コルセに認められ、2023年にチームへの昇格が決定した[3]

2023年はファクトリーチームに昇格するが、開幕戦ポルトガルGPでの怪我により、以降は苦戦を強いられ、シーズン終了時にはライダーランキング13位で幕を閉じた。

2024年も同チームから参戦するが、このシーズンをもって、チームからの離脱が発表された[4]

成績

ロードレース世界選手権

シーズン別

クラス マシン チーム 出走回数 勝利数 表彰台数 PP FL ポイント ランキング
2014年 Moto3 KTM Junior Team GO&FUN Moto3 18 0 3 0 0 127 9th
2015年 Moto3 Honda 18 1 6 4 2 207 3rd
2016年 Moto3 Honda 16 1 6 3 0 177 2nd
2017年 Moto3 Honda Estrella Galicia 0,0 18 0 3 1 0 141 6th
2018年 Moto3 Honda Leopard Racing 18 1 6 1 1 177 4th
2019年 Moto2 カレックス イタルトランス・レーシング・チーム 18 0 1 0 0 97 10th
2020年 Moto2 カレックス 15 3 7 0 2 205 1位
2021年 MotoGP ドゥカティ アビンティア・エスポンソラマ・レーシング 18 0 2 0 1 102 11位
2022年 グレシーニ・レーシング・MotoGP 18 4 5 1 3 219 3位
2023年 ドゥカティ・レノボ・チーム 11 1 1 0 2 84 15位
2024年 3 0 2 1 1 59 2位
合計 174 11 43 11 12 1575
  • 凡例
  • ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。
クラス 車両 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 順位 ポイント
2020年 Moto2 Kalex QAT
3
SPA
9
ANC
1
CZE
1
AUT
Ret
STY
10
RSM
3
EMI
1
CAT
6
FRA
11
ARA
2
TER
3
EUR
4
VAL
6
POR
5
1位 205
2021年 MotoGP ドゥカティ QAT
10
DOH
11
POR
9
SPA
Ret
FRA
14
ITA
Ret
CAT
10
GER
16
NED
15
STY
12
AUT
Ret
GBR
12
ARA
6
RSM
3
AME
6
EMI
3
ALR
9
VAL
8
11位 102
2022年 QAT
1
IDN
11
ARG
10
AME
1
POR
Ret
SPA
8
FRA
1
ITA
Ret
CAT
Ret
GER
10
NED
11
GBR
4
AUT
Ret
RSM
2
ARA
1
JPN
9
THA
6
AUS
5
MAL
2
VAL
8
3位 219
2023年 POR
DNS
ARG AME SPA
DNS
FRA ITA
99
GER
8
NED
Ret8
GBR
Ret
AUT
10
CAT
DNS9
RSM IND JPN INA
87
AUS
10
THA
13
MAL
14
QAT
8
VAL
Ret
15位 84
2024年 QAT
5
POR
2
AME
3
SPA
5
FRA CAT ITA KAZ NED GER GBR AUT CAT RSM IND INA JPN AUS THA MAL VAL 3位* 70*

脚注

  1. ^ 西村章 (2022年3月10日). “昨年の王者がそろって撃沈。MotoGP2022開幕戦レポート”. 集英社新書PLUS. 2022年9月26日閲覧。
  2. ^ “エスポンソラマ・レーシングが先陣を切って発表会を開催”. motogp.com (2021年2月5日). 2021年2月5日閲覧。
  3. ^ “エネア・バスティアニーニ、2023年にドゥカティワークスに昇格。バニャイアのチームメイトに”. オートスポーツ (2022年8月27日). 2022年8月27日閲覧。
  4. ^ “エネア・バスティアニーニ、今季限りでドゥカティ陣営から離脱との情報。2025年はKTM陣営加入か?”. jp.motorsport.com (2024年6月8日). 2024年6月8日閲覧。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、エネア・バスティアニーニに関連するカテゴリがあります。
  • 公式サイト
  • 公式プロフィール - MotoGP.com
  • エネア・バスティアニーニ (@Bestia23) - X(旧Twitter)


ドゥカティ・レノボ・チームモンスターエナジー・ヤマハMotoGPプリマ・プラマック・レーシングレプソル・ホンダ・チームレッドブルKTMファクトリー・レーシングLCRホンダ
  • 20 クアルタラロ
  • 42 リンス
  • 21 モルビデリ
  • 89 マルティン
  • 10 マリーニ
  • 36 ミル
  • 33 ビンダー
  • 43 ミラー
  • 5 ザルコ
  • 30 中上
  • チーム・グレシーニMotoGPガスガス・ファクトリーレーシングプルタミナ・エンデューロ・VR46レーシングチームアプリリア・レーシングトラックハウス・レーシング
  • 31 アコスタ
  • 37 A・フェルナンデス
  • 49 ディ・ジャンナントニオ
  • 72 ベッツェッキ
  • 12 ビニャーレス
  • 41 エスパルガロ
  • 25 R・フェルナンデス
  • 88 オリベイラ
  • その他のライダー:6 ブラドル(HRC・チーム)、 26 ペドロサ (レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、 32 サヴァドーリ (アプリリア・レーシング)、35 クラッチロー (ヤマハ・RS4GP・レーシングチーム)、87 ガードナー (モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
    イタリアの旗 グレシーニ・レーシング
    元チーム関係者
    現在のライダー
    MotoGP
    Moto2
    MotoE
    • イタリアの旗 マッテオ・フェラーリ (11)
    • イタリアの旗 アレッシオ・フィネッロ (72)
    過去のライダー
    マシン
    現在
    過去
    ワールドチャンピオン
    250 cc / Moto2
    125 cc / Moto3
    MotoE
    • 2019年 イタリアの旗 マッテオ・フェラーリ
    イタリアの旗 ドゥカティ・レノボ・チーム
    主なチーム首脳
    • ダビデ・タルドッツィ(英語版)
    現在のライダー
    過去のライダー
    マシン
    ワールドチャンピオン
    250 ccクラス
    1940年代
    1950年代
    1960年代
    1970年代
    1980年代
    1990年代
    2000年代
    Moto2クラス
    2010年代
    2020年代