エイクスュルニル

写本『AM 738 4to』より。ヴァルハラの屋根の左上にエイクスュルニルがみえる。

エイクスュルニル(Eikþyrnir)は、北欧神話に登場する牡鹿である。

古エッダ』の『グリームニルの言葉』第25[1]および『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第39章[2]において、エイクスュルニルは次のように説明されている。

すなわち、エイクスュルニルはヴァルハラにおり、レーラズ(en:Læraðr)という樹の枝から葉や若芽をむしっては食べている。同様に山羊ヘイズルーンもレーラズの葉や若芽を食べている。エイクスュルニルの枝角からは大量の滴が滴り、下方のフヴェルゲルミルに流れ込んでいるとされる。

脚注

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  1. ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』54頁。
  2. ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』256頁。

参考文献

  • V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。

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ミョルニルを象ったペンダント スウェーデンのスコーネ、1877年
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