アリュゼウス
アリュゼウス(古希: Ἀλυζεύς, Alyzeus)は、ギリシア神話の人物である。散逸した叙事詩『アルクメオーニス』によると、スパルタのイーカリオスとリュガイオスの娘ポリュカステーの息子で[1]、レウカディオス、ペーネロペーと兄弟[2]。地理学者ストラボーンによると、ヒッポコオーンによってスパルタから追放されたイーカリオスはその後も故郷に帰国することはなく、アカルナーニアーの地でポリュカステーと結婚し[1]、息子たちとともにアカルナーニアー地方の王となった[2]。同地方の都市アリュゼイアの名前はアリュゼウスにちなむという[3][4][5]。
脚注
参考文献
- ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌』飯尾都人訳、龍溪書舎(1994年)